旅の出発地点を大同、終着地点を西寧と決めたとき、「その間に立ち寄るちょうど良い場所はないかなぁ…」と地図を眺めていたところ、若いときに訪れ、印象に今も深く残っている平遥を約15年ぶりに訪問することにしました。
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2003-2005年のユーラシア旅行:中国編
TRAVEL MAP
TRAVEL STORY
朝日が昇りかけている頃に平遥に到着しました↓
中国の急激な経済発展もあってか、ここ数年の間に郊外に高速鉄道の駅が作られたと訊いてはいたのですが、この駅舎をはじめ、駅周辺は15年前と変わていないように感じました
↓
駅から歩いて平遥古城へ向かいました…20分程、歩くと城壁が見えてきました↓
門をくぐり、まぶしい朝焼けの中、更に15分ほど歩くと、本日のお宿が見えてきました↓
できれば、15年前に泊まった宿に泊まりたかったのですが、記憶もメモも無く、
Booking.comで調べて、リーズナブルかつ雰囲気良さそうなこの
平遥祥生源客桟とい宿を選びました↓
昔の建物がそのまま残っていて雰囲気は抜群で、15年前に「タイムスリップしたようだ」と思った通りでした。
部屋の中も、個人的にはこんな感じでした…これで1泊145元(≒2,300円)であれば満足です↓
トイレとお風呂は、シャワーのみのはユニットですが、コチラは現代的に改築されていました↓
この日は、郊外の観光地へ行こうと考えていたので、チェックイン後、今日に予定を宿の主人と相談をしていると、相談について快諾してくれました…宿の主人をはじめ、スタッフは英語が苦手でしたが、スマホの翻訳機を駆使して、丁寧に説明をしてくれました。
郊外の観光地として、主に“
王家大院”と“
喬家大院”の2つがあったのですが、この2つは平遥古城を真ん中に見て南北に真逆にあり「半日で2つ行くのは不可能」とのことで、主人は「どっちか選ぶなら
王家大院の方かな」と言うので、昨日の大同のときのように、シェアタクシーでへ行くことにしました→手配は宿の主人が行ってくれました。
出発まではゴゴイチとのことで、たっぷり時間があったので、それまでブランチ散歩がてら、食べに行くことに。
これまた、宿の主人が「ココのお店が有名ですよ」と教えてくれた
天元奎客桟というレストランを目指すことに↓
開店前に到着してしまったようで、店内の奥では朝礼中でした…中国も朝礼あるんだなぁ…と。
朝礼も終わり店がオープンすると、店内はタッチパネルのメニューでオーダーを行うシステムでした…戸惑いながらも、注文をお願いしようとするとウエイターさんが「コレ(写真)が有名ですよ」と案内され、そちらと白飯をオーダー↓
あとで調べてみると栲栳栳(読み方分からず…すみません…)という料理で、中国のパスタ料理みたいな感じで、一緒に白飯をオーダーしたのは失敗でした…また、個人的のは、あまり美味しいとは思えなかったでした…。
この
天元奎客桟のすぐ近くには市楼があり、平遥古城の中心地のような場所でした↓
宿に戻り、いざ
王家大院 へ!!(平遥古城と
王家大院・喬家大院の距離を示した地図です)↓
今回も大同と同じく、相乗りタクシーの相棒は男の子2人・女の子1人の計3人で、3人共同じ北京の大学に通う大学生で、修学旅行のような旅行(??)をしているようで、今夜は夜行で西安へ向かうとの話してくれました。
こちらが付いて行けないほど、彼らはとても英語が上手で、「日本に行くならどの時期が良いか?」などの質問を受けながら。1時間半~2時間くらいで
王家大院に到着しました↓
かなり広く、また、大同の
北岳恒山同様にかなりの人でした…尚、入場料は55元(≒900円)でした。
平遥古城に戻った頃は夕暮れ時で、私は北側の門付近で降ろしてもらいました↓
そして、ゲストハウスに戻った頃はすっかり日が暮れていましたが、夜の
平遥祥生源客桟GHの雰囲気も最高でした↓
少し、ゆっくりした後、夕食代わりに食べ歩きをしながら、夜の古城内の散歩しました↓
夜も凄い人でした…。
夜明け前に起きて、人のいない平遥古城の散歩&撮影をしに↓
帰りに、友人のSNSを眺めていたときに気になっていた“油泼麺”を食べてゲストハウスに戻りました↓
チェックアウトのギリギリまで、昼前までゲストハウスで過ごし、平遥観光の〆として古城内の施設の観光へ。
前日同様に、宿の主人が「ここは見ておいた方が良いですよ」と地図にチェックを入れてくれたので、そのメモを頼りに観光施設を訪れることにしました。尚、古城内の施設は3日間有効の共通券を130元(≒2,000円)で購入でき、3施設以上訪れるなら、間違いなくコチラの方が安くなる感じでした。
まずは
日升昌という昔の銀行へ↓
続いては、宿の近くの馬家大院
へ↓
個人的には、この馬家大院が1番見応えがあったと思いました。
その後、昔のお役所であったという
平遥县衙へ↓
入口近くにある听雨楼という門には登れて↓
少し、高い所から町並みを眺めることもできます↓
建物内は昔のお役所のような感じですが↓
牢獄のような施設もありました↓
平遥古城内はこのような道が続きます↓
続いては、道教の寺院である
城隍庙へ↓
“地球の歩き方”によると、ここ平遥の
城隍庙は中国全国的にも保存状態が良いそうです。
また、近くに九龍壁もありました↓
その後、
文廟(孔子廟)へ向かおうとしたのですが、教会があったので立ち寄ってみました↓
15年前に訪れたときは気づきませんでした…「こちらも大昔に建てられたのかな?」と思って調べてみたところ、建立は1910年で文化大革命のときに1度壊され、1984年に再建されたそうです。
この
安街家天主堂から
文廟へ向かう通りは、観光地化されていない昔のままのようでした↓
そして、
文廟(孔子廟)へ↓
“おみくじ”みたいなのがありましたが、何を書いているのかさっぱりワカラナイです…↓
また、おみくじは日本同様に結びつけるようでした↓
文廟(孔子廟)の後は、最後に迎薫門(南側の門)から城壁へ登れるということで↓
城壁を歩いて↓
先の
文廟(孔子廟)付近まで歩け、観光商店街のようなところで降りることができました↓
これにて、充実した1泊2日の平遥での観光は終わりです。
GHに戻って、預けていた荷物を受け取り出ようとすると、宿のスタッフが「駅までバイクで送ってあげるよ」と、1泊しかしていないのに、わざわざ駅まで送ってくれました↓
その後、
太原(タイユン)駅で乗換え↓
太原駅で乗り換えて銀川(インチュアン)
へ向かいました→
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TRAVEL DATA
DAY:1 |
羽田空港→北京 |
羽田空港を朝に出発、北京に昼過ぎには到着し、北京で半日観光&宿泊 |
DAY:2 |
北京→大同→夜行電車 |
早朝に飛行機で大同へ、日中は大同郊外を観光した後、夜行列車で平遥へ |
DAY:3 |
夜行電車→平遥 |
早朝に平遥着、昼過ぎに郊外の王家大院を観光後、平遥古城にて宿泊 |
DAY:4 |
平遥→夜行列車 |
日中は平遥古城を観光し、夕暮れときに平遥から太原を経由して銀川へ |
DAY:5 |
夜行列車→銀川 |
朝に銀川到着後、日中は銀川の市街地を中心に散策&宿泊 |
DAY:6 |
銀川→夜行電車 |
日中は郊外にある西夏王陵や賀蘭山を観光後、夜行列車で西寧へ |
DAY:7 |
夜行電車→西寧 |
朝に西寧到着後、日中は市街地を中心に散策&宿泊 |
DAY:8 |
西寧 |
朝は塔爾寺を観光、昼過ぎからはのんびりと…宿泊先は前夜と同じホテル |
DAY:9 |
西寧→北京→羽田空港 |
朝に西寧を出発し、北京を経由して無事に夜に羽田空港に到着 |
航空券情報 |
ANAマイルを利用(23,000マイル+税)し、現地(中国)発を往路、日本(羽田)発を復路として発券しました。
■行き:羽田→北京→大同(前回の旅行で発券した分の復路)
■帰り:西寧→北京→羽田(今回、発券した分の往路:次回の旅行で羽田→西寧の復路を行きで使います) |
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